monsterremind
ゲームや小説で一度は耳にしたことがある名前のモンスター達や、あまり知られていないようなモンスターまでなんとなく名前は聞いたり形は知ってるけど深くは知らない。そんなモンスターについて知っていただき知識を深め、普段ゲームなどでの敵というぐらいの認識しか無いモンスター達にスポットライトを当てていこうという記事です。
かなり独断と偏見があるかもしれないのでその点はご了承ください。モンスターのいいところは想像上の産物なので正解を誰も知らない事だと考えていますのであくまで個人の解釈だと思ってもらえれば幸いです。
さて記念すべき第1回目は
Sea Serpent シーサーペント
シーサーペント(sea serpent)とは、海洋で目撃、あるいは体験される、細長く巨大な体を持つ未確認生物(UMA)の総称である。特定の生物を指すものではない。大海蛇(おおうみへび、だいかいじゃ)とも呼ばれる。
正体が特定されたものはほとんどないが、目撃例は中世以降多数存在する。中世から近代にかけて作成された世界地図の海洋を示す部分にはシーサーペントの絵が記されていることが多い。wiki参照
大航海時代、海はモンスターの巣窟だった。
まずシーサーペントについて書く前にこちらについて
中世から近代にかけて作成された世界地図の海洋を示す部分にはシーサーペントの絵が記されていることが多いとあるように、
大航海時代の古い地図や海図を見ると、海に沢山の現代にはいない生物が描かれてかいます。
これは当時、
・地球が今ほど知られておらず未知の部分が多く、見たことのない生物が海に生息していると信じられていた。
・古くから伝わる伝承の生き物が書かれていた。
・探検家の間違いや話に尾ひれがつき過大解釈されるようになった。
・探検家の武勇伝の為の嘘から生まれた。
・自然災害などがモンスターとして描かれた。
などの理由が挙げられる。
このことから中世の海図はどんどんと得体の知れないモンスターが溢れていくことになったのだろう。
この時代に飛行機はなく、船乗りでもない人々は陸から水平線の先に広がる見たことのない大地や生物に思いを馳せたことだろう。
なぜ未確認生物(UMA)なのか
そんなモンスターがうじゃうじゃいた中世の海図の中でも最も多く書かれたと言っても過言じゃないのがこのシーサーペント。
船を沈める大ウミヘビとして航海士も恐れていたモンスターなのです。
wikiに未確認生物とあるのはなぜか、それは伝承や神話のモンスターと比べあまりに目撃例が多かったため。
炎を吐くドラゴン、翼の生えたペガサス、燃える体のフェニックスなどのモンスターとは違い
少なくとも1848年や1964年頃まで海で巨大な蛇を見たという証言があるからです。
1848年といえばイギリスでは産業革命後の急激に現代化して行く社会。化学化が進み非現実的な生物はいるはずがないと思われていく時代
そんな時代の中でも目撃例があがり存在し続け、現実にいるかもしれないという『未確認生物』という称号を勝ち取ったモンスターの一体なのです。
モンスターとしてのシーサーペントとは
ここからが本題。モンスターとしてのシーサーペントを考えます。
名前はそのままでseaは海、serpentは蛇を意味します。
あまり名前を聞いたことが無い方も多いかもしれません、日本ではゲームのモンスターとしての印象より未確認生物としての印象の方が強いようです、現代では未確認生物としてもあまりメジャーどころじゃないようですが
wikiにもあるように大海蛇としての別名も持っています。
目撃例でも大抵、船よりも大きな体のようですね、海には現実にシロナガスクジラのような巨大な生物が生息しているのですからシーサーペンがどんなに巨大でもあまり違和感ありません、それほどに海は広く深い。
現代のファンタジーの骨格を作ったと言って過言ではないテーブルトークRPG
として有名なダンジョンズ&ドラゴンズにもモンスターとして出てきます。
説明文がこちら。日本語訳はGoogle翻訳をそのまま載せています。
Fully grown sea serpents can be longer than ships, and they hunt massive prey. They have been known to attack ships, dragging them beneath the waves with their massive coils, and devouring entire crews in a single gulp, before dragging the husks away to build their nests. They can live for centuries, and a single sea serpent's nest might have ships from eras ago, long thought vanished. Their nests also often have the treasures of their victims, but the sea serpents care little for such trinkets. They lay their eggs in such nests, for even the youngest of newly hatched sea serpents can hold their breath far longer than any land-based humanoid as tides ebb and flow around the nests.
Some sea serpents that find their way to the Plane of Elemental Water become servants of marids, driving creatures away from places the marid wishes to be undisturbed or serving as mounts.
完全に成長した海の蛇は船よりも長くなり、彼らは大量の獲物を狩る。彼らは巨大なコイルで波の下でそれらを引きずり、巣を作るために外皮を引き離す前に、一塊の中で全員を食べることで船を攻撃することが知られています。彼らは何世紀にもわたって生きることができ、一度の海の蛇の巣には、以前からの時代からの船があったかもしれません。彼らの巣はしばしば犠牲者の宝を持っていますが、海の蛇はそのような小物のためにほとんど気にしません。彼らはそのような巣の中に卵を敷いています。新しく孵化した海の蛇の最も若い者でさえも、潮の干満や巣の周りを流れるような陸上のヒューマノイドよりもずっと長く息を止めることができます。
エレメンタル・ウォーターの平面に向かう海の蛇の一部は、マリッジの召使になり、マリッジが妨害されたくない場所から離れて生き物を運転したり、マウントとして役立ったりします。
こちらの文章ではUMAとしてのシーサーペントよりかなり迫力がありますね。
こちらはd&dのモンスターということで中世の伝承よりかなり脚色を加えられているとは思いますが中世の頃の伝承を探したところ巨大なウミヘビということ以外具体的な内容が見つけられなかったのでこちらを元に考えてみます。
注目すべき点が
・何世紀にもわたって生きることができる。
とういう点。このことから寿命がかなり長いモンスターということが伺える。
寿命が長いといえば最近現実でも4000年以上生きているであろうサメが見つかった。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/081000304/
このサメは5メートルのだったそうですがシーサーペントが巨大というのは長年に渡る目撃例と伝承の折り紙つき。
このことからシーサーペントは幼体は5メートルほど、伝承の挿絵10メートルを優に超える個体が多いのではないかと思っています。
何世紀もの長い間生き続けるのであればそれに合わせて体調も大きくなると仮定すると
シロナガスクジラ以上だと迫力があっていいなと思います。
かなり長くなってしまいましたが以上になります。本当は生態や食べ物についても考えたかったのですがキリがないのこの辺で。
肉食性は確実だろうから巨大な身体を維持するためにどれだけの人間や生物がぎせいになるのかと思いますねw
最後に wikiと軍艦デイダラス号の乗組員の目撃談が載っているサイトをご紹介。
wikiでは目撃例や説の解説がありUMAとしてのシーサーペントが見れます。
こちらの幻獣をまとめた本が非常に情報量が多くオススメです
様々な古典から調べモンスターの出所を調べ纏めた一冊。ファンタジーのゲームや小説の設定を考える際のお供にどうぞ。
幻獣大全〈1〉モンスター
幻想生物 西洋編