*2020年10月8日に更新しました————————————
iPadを使っていてよく聞かれるのがiPadのお勧めサイズ。先日、フィリピンでiPad pro12.9inchを落として壊してしまい、日本に帰国して修理するまでの間ということでiPad2019年モデルを購入して使っています。
ということで今回は現状、出ているiPadのサイズについて考えてみようと思います。
全てのiPadでApple pencilに対応
まず初めに2019年モデルのiPadは全てがApple pencil(第一世代)に対応したので、iPad proでなくてもApple pencilを使うことができるようになりました。(miniを除いてsmart keyboardにも対応)今までは絵を描くには高価で高性能なiPad proしか選択肢がなかったわけですが今では全てのiPadでイラスト制作ができるようになり選択の幅がグッと広がりました。
とは言ってもiPad pro一択だろ、と思っていたのですが実際にiPad (2019年10月発売)を使ってみて趣味や、出先での制作ツールとしてはプロが使う物として十分に使える端末になっているなと思うようになりました。(後ほど書きます)
5種類のiPad比較
まずは現状出ているiPad(wifiモデル)の比較表です。
*デザインを刷新される前の型落ちモデルということでiPad Pro第2世代(2017年モデル)は省いています。
iPad Pro 12.9とiPad Pro 11はスペックは全く違同じで画面サイズ、価格が違うだけです。
iPad Pro 12.9第4世代 (2020年3月発売) |
iPad Pro 11第4世代 (2020年3月発売) |
|
画面サイズ | 12.9inch | 11inch |
チップ | A12Z Bionicチップ | A12Z Bionicチップ |
対応Apple Pencil | 第2世代 | 2世代 |
コネクタ | USB-C | USB-C |
価格 | 128GB 10万4800円(税別) 256GB 11万5800円(税別) 512GB 13万7800円(税別) 1TB 15万9800円(税別) |
128GB 8万4800円(税別) 256GB 9万5800円(税別) 512GB 11万7800円(税別) 1TB 13万9800円(税別) |
iPad Air(2019年3月発売) | iPad(2019年10月発売) | |
画面サイズ | 10.5inch | 10.2inch |
チップ | A12X Bionicチップ | A10 Fusionチップ |
対応Apple Pencil | 第1世代 | 第1世代 |
コネクタ | Lightningケーブル | Lightningケーブル |
価格 | 64GB 54,800円(税別) 256GB 71,800円(税別) |
32GB 34,800円(税別) 128GB 44,800円(税別) |
iPad mini(2019年3月発売) | |
画面サイズ | 7.9inch |
チップ | A12 Bionicチップ |
対応Apple Pencil | 第1世代 |
コネクタ | Lightningケーブル |
価格 | 64GB 45,800円(税別) 256GB 62,800円(税別) |
2020年10月に新しいiPad、iPad Airが発売されました!iPad Proとの違いなどをこちらの記事でまとめています。
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iPad8&iPad Air4発表!iPad Proと比較
続きを見る
画面サイズ
やはり絵を描くうえで、まず気になるのが画面サイズ(本体サイズ)だと思います。絵の描き方や、好みによりますが使用頻度と用途によって選ぶサイズを変えるといいと思います。*iPad miniは絵を描くにはあまり向かないなと感じたので省いています。
iPadを頻繁に使う、メインの端末として使いたい方
- iPad Pro 12.9
- iPad Pro 11
『iPadをメインでもガンガン使っていきたい』とお考えの方はやはりiPad Proをお勧めします。他のモデルと比べると価格もかなり上がりますが、やはりイラストの描けるモバイル端末としては最高峰だと思います。他のモデルと比べると画面のペン摩擦感が圧倒的に良くペーパーライクフィルムを使わなくてもいいんじゃないかという書き味。2018年モデルからデザインが刷新されベゼルレスになり、プラグもUSB-Cとなったことで周辺機器の接続もハブを使わず直接できるように。そして同時発売されたApple pencil(第2世代)はペンにショートカットを設定できたり、マグネットでくっつけて充電できるようになりました。
オススメはiPad Pro 12.9
この二つからさらに絞る場合は好みによるのですが、僕は嶄然iPad Pro 12.9をオススメします。まずデザインが刷新されたことで12.9インチのiPadでもコンパクトで重くないと感じます。重さや本体サイズは前のモデルとくらべ小さくなりましたが画面はしっかり大きいのでsplit viewで画面を二つに分けてイラスト制作をしても小さいと感じません。また、11インチを買った後に12.9インチを買った知り合いのイラストレーター さんは沢山いますが逆はあまり聞いたことがありません。
そのため頻繁に使ったり、作業をしながら資料を表示、動画を見たりという使い方をされる、長期的に使う予定の方はiPad Pro 12.9をオススメします。
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ラフまでiPadで制作して完成はPCを使う、出先での使用を考えている方
- iPad Pro 11
- iPad Air
- iPad
『iPadでの制作ラフまで、価格を抑えたい、趣味程度でお絵かきがしたい』とお考えのかたは上記3種類の中から選択するといいと思います。まず持ち運びに便利なコンパクトサイズで鞄に入れても邪魔になりません。この3つの本体サイズ、重量はほぼ同じですがiPad Airが一番軽く、iPad Pro 11が次点です。また12.9インチと比べると価格もかなり安く、iPadでイラストを始めてみようと思う方には丁度いいと思います。
もちろんプロが使っても十分に真価を発揮できるとお思います。
オススメはiPad
iPad Pro11と比較
上記3種類の中から選ぶとスペックや画面サイズの面では圧倒的にiPad Pro 11がいいのですが、価格が高く手を出しにくいという方も多いとおもいます。3種類の最下価格は
iPad Pro 11 128GB 84,800円(税別)
iPad Air 64GB 54,800円(税別)
iPad 32GB 34,800円(税別)
となります。iPad には64GBがないので32GBの比較になりますが、iPad AirとiPad Pro 11では35,000円の差があり、iPad Pro 11に関してはちょっと使う端末としてはかなり高い買い物になります。(しっかり使いたい方にはオススメします)iPadは安いからと言って性能が大きく劣るわけではありません。
iPad Airと比較
次にiPad Airとの比較。全体の性能としてはiPad Proと iPadの中間。松竹梅の竹の位置です。しかし個人的にはiPadとの大きな差はあまりないと感じます。チップがA12で画面サイズが少し大きい、少し軽い、選べる最大容量が256GB、ディスプレイの加工が良いなどがiPadとの違いです。iPadをサブ端末として使う場合256GBは要らないですし、重さも誤差だと思いました。
A10チップでもA12に遜色ないくらい十分にイラスト製作できるという点からiPadをオススメします。iPadは1万円多く出せば128GBの端末が買えるのでAirの65GBより安く倍の容量モデルが買えるので圧倒的にこちらをオススメします
容量選び
本体が決まったらあとは内臓容量を決めるだけ、ということでオススメの容量を紹介します。*iPad Air、iPad miniはiPadと同じ感じなので省きます。それぞれオススメの容量は
iPad Pro 12.9及びiPad Pro 11を買うなら512GB、256GB
個人的にはこのどちらかを強くオススメします。まず、1TBは使い切る前に次のモデルが出てそちらに乗り変え事になると思うので必要ない。2年半使って旅先の高解像度の写真を保存しまくっても512GBで十分でした。逆に64GBは、サブ担末として使い基本的にPCやクラウドに上げて本体からは消すという使い方の方にはありですが、メインの端末としては心許ないと思います。また、せっかくiPad Proを買うならもう一ランク上の要量を選んだ方がいいと思っているので、512GB、256GBのどちらかがちょうど良い用量だと思います。
iPadを買うなら128GB
こちらは32GBを買って少し後悔したのでiPadを買われる方は128GBを強くオススメします。32GBではアプリ内の要量など意識しないとすぐ一杯になってしまうので1万円払って4倍の容量を得る方が絶対にいいと思います。
まとめ
ということで個人的にオススメしたいのは
細かくいうとApple Pencilの価格の違いなど諸々ありますが概ねこのような結論になりました。極担な結果になりましたがOSや基本は全く同じなので逆に言えば絵を描くということに関して言えばどちらも同じように使えるなと思いました。なので、レイヤー枚数を多く使う、安定して使いたいなどの部分でハイモデルの購入を検討して見てください。
また、Apple pencilは第1世代と第2世代では第2世代のほうが5000円お高くなっており、iPad Pro第3世代ではApple pencil第2世代しか使えないのも注意が必要ですのでそこも考慮してみてください。