先日iPadOS14がリリースされてホーム画面のウィジェット機能の強化やApple pencilで書いた文字がテキスト変換されるスクリブルなどの機能が追加されました。今回の OSアップデートではイラストを描くのに大きく影響する機能は特に追加されませんでした。
が、毎年OSのアップデートと一緒に来るのがペイントアプリ『Procreate』のアップデートです!僕はほぼ全てのイラストのをこのアプリで制作しています。今回のアップデートでナンバリングが『Procreate5X』になり、新しい機能が多く盛り込まれました。
毎年この時期のアップデートでは数字が上がっていたのですが今回は前バージョンのProcreate 5にXがつきました。そんなProcreate5Xのアップデートでも新機能が盛り沢山!ということで追加され機能をざっくりと紹介していこうと思います。
新しい調整フィルター
色収差、スクリーントーン、グローなど、新しフィルターが追加されプロクリエイトだけでできる表現の幅が広がりました。
ブラシフィルター
今までは全体にフィルターをかけるか、選択範囲で囲んで部分的にフィルターをかけていましたが、ブラシでなぞった部分のみにフィルターを適用することが可能になりました。
グラデーションマップ
グラデーションマップが追加されました。イラスト内の色みを調整したり、追加したい時に重宝すること間違いなしの機能です。初期設定で数パターン入っており、好みのグラデーションを登録して記憶させておけます。
ナビゲーター&イメージ表示&フェイスペイント
ナビゲーター
ナビゲーターウィンドウを画面上に表示させておけるようになりました。細かい部分を描き込みつつイラスト全体の印象も確認できます。ナビゲーターウィンドウ内のイラストの方も拡大縮尺が可能です。
イメージ表示
参考になる写真を1枚表示して資料を見ながら描くことができるようになりました。ウィンドウ内で画像を拡大、縮小、移動ができるので複数枚表示したい場合は写真を並べてスクリーンショットで1枚にして読み込んで使えば良さそうです。
フェイスペイント
カメラを使って書いたイラストを自分の顔にリアルタイムで貼り付ける機能。面白い機能だとは思いますが使うシーンは少なそうです。キャラクターの顔の立体感に確認など?(iPad第二世代ではフェイスIDがついていないので使用できません)
インスタントパレット
カメラロールの写真から色をピックアップしてカスタムパレットを作成してくれる機能。イラストのイメージにあった色の写真からカスタムパレットを作って、イラストを描き初めれるのですごく使える機能だと思います。作成したカスタムパレットは複数保存しておけます。
範囲塗り潰し機能
選択画面で塗り潰したい場所をタップして素早く塗り潰しがでるようになりました。線画を使って描く方などは下塗りの効率が上がると思います。前バージョンの『カラー変更』の代わりのような機能なのですが『カラー変更』の変わり方の方が良かったのでカラー変更がなくなったのはちょっと問題かもしれません。Procreate を作っている会社に要望を送ろうかなと思います
回転機能強化
Procreateは今までで回転機能が弱く、レイヤーを回転させる際の角度調整が難しかったのですが今回のアップデートで改善されました。
が、ちょっと使い方が難しいのでわかり次第追記します。
クイックメニューを複数登録
好きなショートカットを6つ登録できる「クイックメニュー」を複数種類登録して、クイックメニュー中心のボタンで切り替えができるようになりました。描くイラストの用途に合わせてショートカットを変えれるのでこちらもより便利になりました。
コピー&ペーストの表示変更
三本指で下にスワイプすると呼び出せるコピペのウィンドウの表示が変更可能になりました。以前のバージョンまでは呼び出した状態でウィンドウ以外のキャンバスをタップしたら消えていたのですがコピペのボタンを押すか×ボタンをおさないと消えなくなりました。(個人的には以前の操作のほうが良かった)
まとめ
このほかにも細かく調整された機能があり、今回のアップデートでも新機能が盛りだくさんでした。3年前から使っている身としては、初めはああれほどに使いにくかったツールが年々進化して、今では多くのイラストレーターさんに認められるようになったんだなと思い嬉しくなります。しかもその全てのアップデートが一度アプリを購入しておけば無料で使える点も非常にありがたい限りです。iPadとProcreateとは今後も離れられなさそうです。
Apple Pencil(第二世代)