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もうラフまでとは言わせない!Procreate4にアップデートして圧倒的描きやすくなった理由

iOS11にアップデートして圧倒的にイラストが描きやすくなった理由

こちらの記事ではiOS11にアップデートしてイラストが描きやすくなったという記事を書きましたが今回はそれに合わせてアップデートされたProcreateの記事です。
個人的にはOSのアップデートと同じくらい大きかったと思います。今回はそんな機能をイラストと共に紹介します。

一年以上前、『Procreateではラフまでなら描ける。外でラフを描くために買うのはアリだ』
という意見をよく耳にしました。
やはり線描写には弱く厚塗りも独特のクセがありPhotoshopのようには使えないというのがラフまでということのようでした。
たしかに僕が今年の7月に購入してProcreateを使った際も詰めの段階でPhotoshopで描く際より時間を要すると思いました。
当時の記事がこちら

しかし今回のアップデートで厚塗り、線画共に書き味が上がったと思います。(特に厚塗り)
もちろん自宅にディスクトップのパソコンがあり、Photoshopやクリスタがある方はそちらの方が書き味が良く仕上げはそちらでという使い方で問題ないと思いますが私の場合旅中の身なのでiPadだけで完成まで持っていく必要があります。
それに加え今回のアップデートでPhotoshopできない事ができるようになり、Photoshopより使い易くなったかもしれないと思っています。

グレース機能の強化

まずはこれ。グレースとは大雑把にいうと筆圧による濃度の変化です。
僕の描く絵はこの機能をかなり使っていてPhotoshopの時も厚塗りで絵を描く際にはなくてはならない機能でした。
今回この機能が強化された事でかなり描きやすくなりました。
以前のバージョンにも機能自体はあったのですが細かく調整ができようになっています。
選択している色を多く出したい箇所は筆圧を強く描いて、薄く出したいところ筆圧を弱く描いています。

ぼかしツールの強化

この機能がPhotoshopより優れていると感じる機能です。
ぼかしツールはレイヤー上に描いたものを伸ばしたり混ぜることが可能なツールです。
この機能は前バージョンではあまり使っていなかったのですが、混色が強化されたと聞いて使ってみたらかなり魅力的なツールでした。
上の画像では左のイラストをぼかしツールだけで編集したものが右のイラストです。ぼかしツールだけでこれだけの変化を出せるのは驚きました。
ぼかしツールの形も選択したブラシによって変わるのでブラシを変えるだけぼかし、混ざり具合が全く変わり使っていて楽しいです。

ブレンドモードの追加

この機能はブラシの1タッチごとに乗算やオーバーレイで描写できる機能です。
Photoshopやクリップスタジオでは使える機能で今回のアップデートでついに追加されました。
僕はこの機能はたまに色味がないところにオーバーレイか乗算で乗せるくらいで、あまり使用頻度が高くないですが多くのユーザーが待っていた機能です。
普段こういう描き方はしないのですが今回は1枚のレイヤーに乗算やオーバーレイ、スクリーンなどで元カラーの一色から描いてみました。
一色でささっと描いただけでここまで色幅が出せるのはのは面白いですね。

ブラシの追加

前バージョンからブラシの形もかなり多く追加されました。全部で130以上らしいです。
油絵っぽく描写できるテレピンブラシはざっとラフを描く際に、鉛筆ブラシ、6Bブラシはスケッチの時に使っています。
鉛筆ブラシがかなり鉛筆っぽく描けるので描いていて楽しいです。画像は6Bブラシ

まとめ

と、私が新しいprocreateを使って感じたいい点はこんなところです。
この4点だけでも前のバージョンのではできなかったことがかなりできるようになったので、劇的に操作感が変わったと思います。
この他にもiOS11に対応してドラックアンドドロップができるようになったり描写エンジンが向上しました。
procreateは一度買えばサブスプリクションは必要ないのに毎年大きなアップデートをしてくれるのは大変ありがたいです。

 

  • この記事を書いた人

Rii2

当ブログの管理人。iPadでイラストの仕事をしながら世界中でノマド生活をしています。iPadでどこでも、いつでも仕事ができるという働き方を体現しています。

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