イラスト デザイン

プロになるまでに読んだオススメの参考書籍8選

今回はイラストを描くにあたって参考にした本を紹介しようと思います。
YouTubeTwitterで、絵を描き始めたばかりの方から「どこから描いて何を参考にしたらいいかわからない」という話をよく聞きます。

絵描きに必要なのは画力の他にも知識が必要

デジタルで絵を描き出した高校生の頃、タカヤマトシアキさんやlackさんといったレジェンド級の方々のイラストレーターの配信を観て「これを見ていれば上手くなる!」と思いながら見ていましたがある時、上手い方のメイキングや動画を見ても知識がないとなぜそのようなライティングやデザインにしたかというところがわからず、描き方は真似することができても同じように描いていくことができないという事に気がつきました。つまり絵作りができる画力とは別に、なぜそうなるかという知識が必要だということに気がつきました。

知識を入れるには本が最適

昨今ではネットで無料で情報見れて、調べれば出てくるしわざわざ本を買う必要ってなくない?という方をたまに見かけますがそれは違うなと思っています。ネットで調べる際は自分の興味のあるワードを検索して調べると思いますが、書籍は調べようと思っていなかった情報も沢山入っているため得られる情報の質や量がネットに無料で見れるものとは違うなと思っています。そのため無料で調べられるようになった昨今でも本を買う価値は十分にあると思っています。最近は本の持ち運びの必要がないKindle Bookで買うことが多くなりました。

イラストを描くにあたって参考にした書籍8

ここからは僕が実際買って参考になったなと思った本を紹介します。

 

スカルプターのための美術解剖学-Anatomy For Sculptors日本語版-

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これはゲーム会社で働いていた時に上司におすすめされて買った本なのですが人の筋肉構造を理解するのにはもってこいの本です。スカルプターのための美術解剖学というタイトルのとおり立体感を意識できる解説になっています。僕が買ったときは日本語に翻訳されておらず、8000円くらいしたのですが日本語版が出てかなり安くなってますね。

 

 

ソッカの美術解剖学ノート

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こちらも人体の骨格、筋肉構造を把握するには素晴らしい本です。
韓国のとても上手い作家さんが書いた本で体の全ての部位を解剖し丁寧に解説されています。すこしお値段がはりますが653ページという大ボリュームで値段以上の価値があると思います。全てがイラストなので理解しやすいです。

 

カラー&ライト ~リアリズムのための色彩と光の描き方~

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発売された当時、多くのイラストレーター の方々が素晴らしい本だ!と評価していたのでアマゾンで購入して読んだのですがこれを読んで光への理解が劇的に変わりました。
晴れ、曇り、雨の光の反射の仕方や光を使った情景表現の方法などが解説されています。特に光を使った情景表現は説明されて確かにそう感じる!ということが沢山載っていて素晴らしかったです。

 

 

カード絵師の仕事 ドラゴンとメカのデザインからキャラクターデザインまで

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デュエル・マスターズやバンガードなどカードゲームのイラストレーターを目指す方なら知らない方はいないのではないだろうかというレベルのレジェンド、タカヤマトシアキさんの描かれたイラストやデザインする上で気をつける事などが解説されています。デザインや画面構成の解説は参考になる点が沢山あったのですが、描き込みの段階では「絵描きに必要なのは画力の他にも知識が必要」のパートで紹介したうように凄すぎて参考にならんと思ってしまいましたw特に背表紙の宇宙にいるロボの絵が凄すぎでした。(本文でメイキングがありました)

 

 

幻獣デザインのための動物解剖学

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モンスターを描きたいと思っている方はぜひ読んでほしい一冊。ルーカスフィルムやディズニー『ジュマンジ』『ブラザー・ベア』『ポーラー・エクスプレス』と映画数多くの映画内でクリーチャーデザインを担当したテリル・ウィットラッチさんが書いた本です。この作家さんの本は他に2冊出ているのですが、この本が一番おすすめです。というのもデザインはもちろんのこと筋肉構造、骨格まで丁寧に解説されているのでこの本を読んだ後にはモンスターを描きたい欲が抑え切れなくなるんじゃないかと思います。

 

An Atlas of Animal Anatomy for Artists (Dover Anatomy for Artists)

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動物の筋肉構造、骨格を把握するにはこちらの本をおすすめします。犬、ライオン、猫、鹿、牛、馬などモンスターをデザインする上でベースとなる種類の生物の骨格、筋肉を前横後ろから描かれています。洋書なので本文は英語なのですが文章がほとんどなく、わかりやすくイラストが大きく載っています。安価なので買っておいて損はない一冊です。

まとめ

この他にも好きな作家さんや本は沢山あるのですが、今回はイラストを描く上で参考になった物をまとめました。僕はイラストを始めた頃、本を読んで本文のイラストを模写していました。描いていくうちに立体感や構造を少しずつ理解していけると思うので絵を描く際に何から始めたらいいかわからないという方は上で紹介した技法本や解剖図の本をよんで理解を深めてみてはいかがでしょうか?絵は理解を深めながら描いていけば絶対に上手くなっていくと思っているので是非挑戦してみてください。

  • この記事を書いた人

Rii2

当ブログの管理人。iPadでイラストの仕事をしながら世界中でノマド生活をしています。iPadでどこでも、いつでも仕事ができるという働き方を体現しています。

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