さあ、ついに業界の2大巨塔の新作が出揃ったぞ!!
今年の二月の発表予想をスカされ首を長くして待っていたiPadpro2…
本日ついにApple Events - WWDC2017でベゼルが細くなった小型の10.5インチと従来のサイズと同じ12.9インチの新型のiPadproが発表されました。(第二世代
ついに僕の中で先日5月23日に発表された新Surface Proとの全面対決が始まったのだ。
訳あって9月からディスクトップPCから離れないといけない生活になるため、このどちらかを買って一台でイラストの仕事をこなしていくことは決定している。
正直先日の新Surface Proの発表までは6月に発表されるであろうiPadpro買いますわ。Surfaceのペン性能ザコじゃんwwと思っていました。
ですが先日のSurfacepenの発表で状況が一気に混戦することになりました。
ここで両者のスペックを絵描き目線でなんとなく書いておきましょう。詳しくはメーカサイトに行ってね
iPad pro2
- OS
IOS11(秋から - ディスプレイ
サイズ:12.9インチ 2732 x 2048ピクセル
リフレッシュレート 120Hz 標準の倍でApple Pencilの反応も良くなるらしい
レイテンシー 20ms
10.5は割愛 - 稼働時間
最大10時間 - 容量
64G 256G 512G - 重量
12.9: 677g 10.5:469 g - ペン性能
筆圧:非公開(2048段階か?
傾き検知 - 価格
64G:86,800円 256G:97,800円 512G:119,800円
新 Surface pro
今回からナンバリングを廃止したらしい。検索しにくい
- OS
Windows10 - ディスプレイ
サイズ:12.3インチ、2736×1824ピクセル
レイテンシー 21ms - 稼働時間
13.5時間 - 容量
128G 256G 512G 1T - 重量
m3: 766 g i5: 786 g i7: 786 g - ペン性能
筆圧:4096段階
傾き検知 - 価格
m3、128GB:93,990円 i5、256GB:158,544円 i7、256GB:206,064円
近いもの三種類をピックアップしています。
とざっとこんな感じ。
- まず注目すべき点はサーフェスペンの性能
Surfacepro4までのペンはイラストを描くには向いていないメモ用程度のレベルだったがここにきて
筆圧感知4096段階、傾き検知と超絶レベルアップ
これにより絵描きタブレットのiPadpro一強の牙城が崩れたとみえる。実際触ってないのであれですが
とはいってもアップルペンシル素晴らしさは軍を抜いているともっぱらの評判。これでペンの性能競争がさらに加速してくれれば嬉しい。
Wacom一強の時代は終わったんだ、、、去年末に発売され期待していたWacomのモバイルスタジオプロ。筆圧感知8192段階たしかにすごいかもしれない、しかしそんなに細分化されてもわからない…あとクソ重かった…
昨今タブレットの専用ペン対応が加速していて非常に嬉しい。PCで絵を描きだした頃から液タブってなんでPCに接続しないと動かないんだ?それだけで独立して動かないのは二度手間感あるなあと思っていました。
そんな中発表された初代iPad。当時は先が大きいスタイラスペンぐらいだったけどこれがどんどん進化すれば独立型の液タブも遠くないぞ!と思っていました。今がまさにその時!ついに高校の頃に買ったコア2デュオのオンボロPCから買い変えの時が来たのだ!! - Surface最大のメリット
SurfaceのOSが普通のパソコンと同じWindowsだということ。これがとてつもなく大きい!!(06/07追記:下で一転デメリットを述べています
普段から使っているPhotoshopやIllustrator、CLIP STUDIO、SAIといったツールが使える。この一見当たり前のことがiPadではモバイル用OSだからできない、専用のアプリでしかお絵かきができない
今回のiPadproはチップのスペックが上がって古いPC から乗り換えよう!的な動画まで公開しているのに
Photoshopで慣れ親しんだこの体、iPadproを選んだ場合相当の矯正が必要になるだろう…
とはいうもののアプリも優秀なものが続々とでてきているのですがPhotoshopの多機能に追いつくものはまだ無い(06/08追記:そうこう言ってる間にかなり近いツールがでました。AFFINITY PHOTO
しかしiPadproにはProCreateというポストPhotoshopの様なアプリもあります。アップルお墨付き
一番の解決はAdobeがPhotoshopのアプリを出してくれることですね、現状あるにはありますがまだまだディスクトップ版には劣る
乗り換えよう!の動画。今後完全に移行できるようにしてほしいですね
その他にも色々思うところはありますが一旦まとめます。
個人的には若干Surfaceに傾いています。やはりこれ一本で仕事をこなすとなるとアプリでは限界がきそうだということ。ただWindowsのタッチの反応の悪さや挙動の思さなど触ってみないとなんとも言えない部分や
稼働時間はサーフェスのほうが長いし、画面はアイパッドのほうが大きいし、金額はアイパットのほうが若干お安め、その分スペック面ではSurfaceに軍配があがるのか?や洗練されたアイパットのほうがかっこいいんじゃねーか?問題等々あり、本当に一長一短ですし長く使うものなのでどちらにするか悩みます。
まあ、発表されたからといて飛びつかず店頭で触って使用感を確かめてみようと思います。
それにしてもアップルとマイクロソフトの長きに渡る戦いが終わる日は来るのだろうか…
追記 2017/06/07
昨日この記事を書いた後、会社終わりに池袋のビックカメラに新型Surfaceproを触りに行ってきました!
何でもいま日本に8台しかないらしい。しかもそのうちの2台がビックカメラ池袋本店とラビ池袋店にあるという謎采配wこの2店の距離徒歩2分
どっちでも良かったのですがビックカメラで触ることに。スッタフに聞くと専売員の方が裏から持ってきてくれました。
サイズはiPadproの12.9インチより0.6インチ小さいですがあまり気になるレベルではないなと感じました。
外観は歴代Surfaceproとほぼ変わらない。
さて、いよいよ新型のサーフェスペンを触らせていただこうか…と思って新しいペンって触らせていただけます?と聞くと
「あ、ペンはありません」
え、ペン無いの?じゃあこの段階で今までのSurfaceとの違いをどう検証すればいいの?…となりました。
申し訳程度に触りましたが指でのスクロールの遅延がないとか言われてもわかりませんぞ!(欲を言えばPhotoshopを動かしてこそ初めて検証できる
店員さんいわくアクセサリー類はまだ入荷していない上に発売日の15日になっても展示用にあるかは不明らしい。
本体とキーボードだけで感じられる新型Surfaceの魅力は何なんだ。。。と20秒ぐらい黙ってSurfaceを見つめましたが答えは導き出せず。その間店員さんはバツが悪そうでした。
重さと外観だけを見て帰りました…
あと、絵の仕事で使うんですけどiPadproとSurfaceproで悩んでるんですよねと話したら「あー、クリエイターさんはアップル製品で制作される方が多いですね~^^」と言われたのですがそんな浅い話をしにきたのではない!!と内心思っていました。
というかそういう代名詞になっているのだからAdobe製品を使えるようにしてよアップル!
iPadのいい点
記事を書いてからも他のサイトの記事を見に行ったりして考えていたのですが、3点思ったことを追記
記事タイトルで両者の良し悪し的なことを書いたのに見返すとiPadproのいいところをあまり書いていませんでしたw
- おそらく指を使ったジェスチャーコントロールはiPadproには勝てないだろうこと
ディスクトップPCとしてのWindowsは不動の地位。ディスクトップPCに限って言えばWindows信者(初めてMacを使った時にMacのマウスの左クリック無いことに衝撃を受けた
そんな僕でもタブレットとしてのWindowsはまだまだなんじゃないだろうという見解。なぜなら戦場が違うからでiOSの敵はAndroid、Windowsの敵はOS Xということ
マイクロソフトは2in1路線でSurfaceproを作ったのでそのうちこの溝は埋まると思いますが現段階ではまだ難しい
詳しくは調べていないですがジェスチャーコントロールなどは、Windows10のおまけ程度のモバイルモードとそれ一本のiOSではやはりiPadproに軍配が上がるんじゃないだろうか - アプリとOS、ひいては端末の連携性
上のことにも通じますがアプリとOSの連携性はiPadproのほうが強い
細かいことにはなると思うが神ツールであるPhotoshopでもいざタブレットで使うとなった時のUIや使用感で問題点が出てくる。それに引き換えiPadproで使えるアプリはそれ用に設計されたアプリ
この差はいくらマイクロソフトがタブレットとディスクトップPCを一つにしようと考えてもPCソフト開発側がそれの対応しないことには埋まらないんじゃないだろうかSurface+Photoshopを買った時の環境を考えるとわかりやすいかと
まずSurface専用のカバーになるキーボード。これはタブレットで絵を描く用に使うには使いにくい
下は今回の新型でスタンドの角度がかなり倒せるようになった状態。(スタジオモードと呼ぶらしい
この状態ではキーボードが付いていない。この状態でキーボードをつけると置いた時にとる面積が倍になるので必要ない
つまりこの状態で使う場合カバーキーボードはお荷物になる。
しかしPhotoshopユーザーであればわかると思うがPhotoshopとキーボードのショートカットは絶対に切れない存在。
このことからBluetoothで繋がる本体から独立したキーボードが必要になると予想する。自分がSurfaceを買った場合、カバーキーボードは買わずそうするつもり
下のようになる
ディスクトップでの液タブスタイルですね
それの引き換えiPadpro+ProCreateではキーボードの役割をジェスチャーコントロールやUIでアプリが補っている。というところが大きいのではないでしょうか。 - 今後のアップルの方向性
今回のiOS11と新型iPadproのチップA10Xで旧型のノートパソコン以上のスッペクを提供し古いノートPCから乗り換えよう!とうたっているアップル(上の動画然り
つまりiOS搭載しつつもPCに近づけてきたわけですが、この流れが続き、アプリやOSがさらに進化すれば
絵を描くタブレットの将来的な目線で見た時にどちらのスタイルが劣るかと考えるとやはりパッドだけで完結するiPadproに比べるとキーボード必須といえるSurfaceproは劣るのではないでしょうか。
ということで昨日の今日でiPadproに傾いています!
描き終わって見返して思ったのですが昨日と今日では言っていることはほぼ同じですが目線がどちらかというだけですねw
店頭のSurfaceの実機触って確認してこの感情を覆せなければiPadproとAppleの未来にアクセサリーを含めた15万をベットしてもいいんじゃないかと思っています。
追記 2017/06/08
iPadにAFFINITY PHOTOのアプリが来てしまった
これでPhotoshop無くても行けるんじゃないかっ…!!
ということで私はiPadproを買うことにしました!
追記 2017/08/15
surfaceのペンが発売されましたね。既存のペンより性能は上がったようですが芯にバネが入っていて遊びがあり、細かいところで不満が残るようですね。
私はiPadを使って1ヶ月が経過。使用感やアプリによる線の違いをレビューしました。フォトショを使わないのにも大分慣れてきました