2017年12月28日にプロクリエイトのバージョン4.0.8アップデートがあったのですがこのアップデートでついに以前から気になっていた点が解消されました!
というのがこちらの記事で書いたペンサイズを最小にした際にズームするとのジャギジャギになっている問題です。
今回のアップデート自体は小規模なもので不具合の修正などだったのですが、ブラシ設定のシェイプ欄のシェイププロパティに『フィルタ済み』という欄が追加されました。(デフォルトでオンになっています)
この『フィルタ済み』という項目要はアンチエリアスをかける設定になっています。
メモ
アンチエリアスとは
デジタル画像において1ピクセルより細かく描写することはできず、ペン先のサイズが1ピクセルに近い場合、線の境界にぼかしが入り画像に馴染む様に色を滑らかに変化させることをいう。これがない状態のドットの連続した様なカクカクした状態をジャギという。一番左のものがアンチエリアスなしのもの(ジャギ線)
以前までであれば線が1%だと仕様上どうしてもジャギが発生していたのですがこのフィルタ済みをオンにする事で線の境界線に軽減される様になりました。
フィルタ済み、フィルタ済みなし、iPadクリップスタジオ
わかりやすくフィルタ済みオン、フィルタ済みオフ、iPadクリップスタジオで比較してみました。
キャンバスはA4サイズ、解像度300DPIです。
クリップスタジオのペンはペンツールのGペンをつかっています。2pxがプロクリエイトの1%と同じぐらい。
ご覧いただければわかるかと思いますがかなりジャギが軽減されています。
やはりクリスタの線の滑らかさには若干劣るものの以前のものから比べると格段に綺麗になっています。
というか以前の線が汚すぎる…購入当初からなんでこんなにジャギジャギしてるんだ?とモヤモヤしていたのでやっと対応されたという感じです。
こちらはA4実物大サイズです。
こうしてみると実際のところ、1%で描くことはなく画面を引いて見たらあまりわからないレベルです。
僕の場合厚塗りなのであまり関係なかったのですが、今まで対応されていなかったのはここまで細いサイズのブラシで描くこと想定されていないからだと思っています。プロクリエイトのサイトのイラストからも分かるようにプロクリエイトは線画で描くというより厚塗りメインのツールなのではないかと思っています。
なので線画を描くとなると線の入りと抜きでジャギが発生してしまい困っていたので今回のアップデートは個人的にはかなりいいアップデートになりました。
これぐらいであれば線の作業もprocreate でやってもいいかなと思っています。
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