前回の記事で秋にiPadにiPad OSというios13の強化された専用OSになる事が発表されたという記事を書きました。
今回は絵描きの環境的にはどのように変わるか考えてみました。
iOS 13の新機能
・ダークモード(黒背景に白文字のUI)
・メールにフォント変更機能
・キーボードのフリック入力の強化版
・マップの強化Googleストリートビューの様な機能の追加や建物の詳細追加
・各サードパーティ製アプリにApple IDでサインインできる
・フォト、ムービーの編集機能の強化、追加
・写真一覧の新しい表示方法
・メールなどにAirPodsで音声返信
・Siriの言葉がスムーズに繋がる様になる
iPad OSの新機能
・ホーム画面にウィジェットが表示する事ができるように
・キーボードを自由に配置できるようになる
iPadのような小さなキーボードが画面上に出せるようになりました。
・スプリットビューに同じアプリの表示ができるようになるりました。
・アプリ「ファイル」の強化機能プレビューも見やすくなる
zip解凍も可能にななりMacのFinderのような使い勝手に。
・スライドオーバーが複数タブ機能追加、複数開けてすぐ呼び出せるように。
画面の中に別のiPhoneが表示されているような感じ
・アプリ「ファイル」が強化され外部USBドライブに保存することも可能に
・クラウドサービスのiCloudが共有に対応。
GoogleDriveやドロップボックスのようにアクセス方法をしる人にファイルを共有することが可能になりました。
・SafariがPCと同じようなブラウジングができるように
ダウンロードマネージャーやショートカット、カスタムフォントが追加
・コピー&ペーストのジェスチャー化
タップして選択した部分を3本指でピンチインでコピー、タップして3本指でピンチアウトするとペースト、3本指でスワイプすると取り消し。
・Apple Pencilのレイテンシが減少。
20msから9msに少なくなったのでペンの遅延がよりなくなりました。
Apple Pencilのレイテンシが向上!
レイテンシが20msから9msに小さくなりました。レイテンシとはデーターの転送指数のことで小さいほど短く、平たくいうとペンで描いた時のカーソル遅延が短くなったということです。
Apple Pencilは以前から遅延がほとんどなくストレスのない描き味だったのですがそれがさらに強化されました。
Procreate を2つ表示できる
スプリットビューに同じアプリの表示ができるようになったためProcreateなどのお絵かきアプリを2つ表示することができるようになります。
これで編集前と編集後のデーターを開いて同じ画面内で見比べることができたり、Aで描いていたレイヤーをBにタップ&スワイプで移動させれたりという使い方ができるのでこの機能が活躍する場面も多そうですそうです。
スライドオーバーが独立化
ブラウザのタブの機能のようにスライドオーバーを複数開いても記憶してくれるようになったのでメイン画面で絵を描きながらスライドオーバで資料を表紙していても、資料をすぐにツイッターなどに切り替えることができるようになりました。
iPadで描いた絵がUSBに保存ができる
アプリ「ファイル」が強化され外部USBドライブに保存することが可能になったため、iPadで描いた絵をすぐにUSBに保存することができるようになりました。
従来はiPad中の絵をのバックアップをとるには、クラウドストレージに上げないといけなかったので時間がかかる上にオンライン時でないとバックアップがとれませんでしたが今後は簡単にUSBにバックアップを保存することができそうです。PCとiPadを使っていてクラウドストレージを使っていない方にはいい機能アップデートですね。
Macユーザの皆様液タブから卒業する時がきたようです。
僕はiPadのみで絵を描いてるので個人的にはあまり響かなかったのですが、もうひとつかなり大きなアップデートがありました。
それはMacの新しいOS、キャタリナに追加される新機能Side Car。これは
iPadをサブディスプレイにできる機能でApple Pencilの筆圧感知にも対応。
これまでサードパーティー製のアプリで液タブ化というものありましたがついにMacのOSに標準搭載されることになりました。
サードパーティー製のアプリも優れた機能ではありましたがサブスプリクション制だったりと、すこし難点もありました。
OSに標準搭載になるからにはサードパーティー製のアプリより劣っている点があるはずがないと思われるので12.9インチ以上の液タブを使っている以外のMacユーザの皆様は液タブをiPadに変える時がきたようです!
仮に同じサイズだとして自立起動し、持ち運びができ、ストレージがあり、専用のアプリが使え、液タブとしても使えるものと、本体の電源が入らないと起動しないうえ、iPadと同じ価格帯の液タブ。どちらが優れているか考えるまでもないような気がします…。
正直なところ、iPadで慣れている僕からすると自立起動せず本体の電源が入らないと起動しないタブレットというものがもう古いガジェットになりつつあるように感じてしまいます。
液タブを選ぶ理由としては液タブには12.9インチ以上の物があるので大きなサイズで描く方ははまだ液タブを使う意味はあると思います。
殿様商売をしてきたと言われる某ペンタブ会社さんは結構な打撃を受けてしまうのではと予想されます…