procreateを使ったドラゴンメイキング【後編】
前回の記事の最期の一枚で工程が一気にとんでしまったので書き方のコツを捕捉します。
特に難しいことはしていないのですが参考になれば幸いです。
腕など全体に共通する描き方
前回の記事でベースに薄い色を置くと説明しましたがそこに色を載せつつ形と立体感、質感などを出して行きます。
カラーサークル・から好きな色をピックアップしてちりばめていく感覚です。
意識しないと一色で塗りがちですが、厚塗りの場合画面の色味が多苦ても困らないので次の点に注意しましょう
ドラゴンのベースの色が赤だとしても光の当たり方によって様々な色に変化するということを意識する
特に明度は同じ色でも真っ白から真っ黒まで一枚のイラスト上にあっても自然だったりします。
鱗の書き方
ある程度ベースが描けたら上に新しいレイヤーを作り乗算レイヤーにし、不透明度を30〜60%くらいにましょう。
乗算レイヤーに暗めの赤で丸(鱗)ざっくっり描いていきます。この時背中側の鱗の方が大きく腹部に行くにつれて細かくなっていることを意識しましょう、また鱗同士がかみ合っているようなデザインにすると密度が高く見えて良いです。
腹部のベースが黄色い部分は明るめのオレンジにしています。首美首の部分がわかりやすいかと思います。
鱗の大まかな形を乗算レイヤーで描写したらその上にノーマルレイヤーを作り立体感を出して行きます。
ハイライト
これがかなり重要の工程です。
ハイライトを入れるだけで画面が締まり立体感が一気に増します、ただし光が当たる角度を意識していれすぎには注意。
今回は白に近い青を入れています。野外の場合空の青色が反射しているので真っ白よりほんの少しだけ色味を入れると良いかと思います。
ハイライトは尖った部分やカドの表現に使うといいでしょう。
色味調整
暗くなっている部分の色が濁ってしまったので新しいオーバーレイレイヤーを作り不透明度を30%にして首の下側など暗くなっている部分の上にオレンジ色を乗せています。
少しわかりにくいですが、同時に肩周りなど光の当たっている部分をコントラストを出すため同じレイヤーに明るい色を置いて明るくしています。
全体の体系修正
ここまで描いて足と胴体が長いと感じたので足をコピペして移動させその上から加筆しました。
三本指で下にスワイプするカットコピーのショートカットが呼び出せるので全てをコピー&ペーストで背景のグレーを含めてコピーしています。また肩周り首、脇腹の立体感を修正しています。
完成
手前の翼の鱗の淵にハイライトを入れて立体感を出しています。
仕上げに、背景以外の全てを統合しレイヤーをコピーして、手前の翼の彩度を上げるためオーバーレイ20%で載せています。
この際手前の翼以外はマスクで見えないようにしています。
手前の翼はカメラから一番近い距離にあるので他の箇所より少し書き込みを多くして情報量を増やし
ほんの少しだけ彩度を上げることでぱっと見近くにあるように見えるようにしています。
今回使ったブラシは画像の5種類。ドライブラシは首の上面のハイライトを入れる際に少し使っただけです。
最後に背景の色をさらに暗くしました。
以上です。いかがだったでしょうか?
かなり大雑把なメイキングにはなってしましましたがこのような工程で絵を描いています。
わからない点などがあればツイッターで質問いただければできる限りはお答えいたしますのでお気軽にどうぞ。
近々このベースのドラゴンを使ってaffinity photo で属性(色)を変える記事を上げれればなと思っています