さて、今回はiCloudでバックアップをとることの重要性を自分の経験踏まえてご紹介します。
以前から使っていた設定なのですが、いざ本体が壊れて、直してみるとやはりAppleの製品&サービスは凄いなと改めて実感しました。
昨年の12月にフィリピンでiPad Proがタッチパネルが反応しなくなり操作できない状況になり、日本に帰るまでの代機としてiPad(第7世代)32GBを購入するも、一ヶ月後にバイクで派手に転けて画面がバリバリに割れてしまい、流石に帰国して修理することにしました。
『Apple サポート』アプリで修理の予約
まずはiPhoneでAppleサポートというアプリを使い最寄のアップルストアに修理交換の予約を入れます。今回はこちらの過失で壊れたものなので店舗予約のためだけに使いましたが、不具合の報告や、操作の確認など、このアプリのチャットを使いサポートに聞くことができたり、電話での相談にも対応してもらえるので、Apple製品で困ったことがあったらまずはこのアプリからAppleに連絡をとろうというアプリです。
その日に新品受け取り、Apple Storeで交換修理
予約した日時にアップルストアに行きます。Appleサポートアプリでの予約の時点で症状などがスタッフにも伝わっているので対応も非常にスムーズです。
壊れたiPadを確認してもらい、使えないことが判明すると、細かいレベルの破損以外の場合は本体をまるっと交換する「交換修理」という扱いになります。ハードウェアの不具合、破損の場合8割くらいはこの対応になるとおもいます。
今回かかった修理代
iPad(2019年モデル) 32GB
26,800円
iPad pro(2017年モデル) 512GB
63,800円
なかなかのお値段ですが自分で引き起こしたことの代償…!(あとカード会社の保険が適応されそうなので結果が出たらまた記事にまとめます)
iPadは本体代が38000円くらいなので-1万円くらいですね。僕は海外で買ったので海外でApple製品を買うと日本で買うよりも高く、48000円でした。
Appleケア+に入っていれば4400円で交換してもらえる
購入時のにAppleケア+に入っていれば2年間の間、4400円で最大2回まで修理してもらうことができます。今回の件でいうとiPad proは2年以上経っていたので対象外でしたがiPadについては絶対に入っておいた方よかったと後悔しました。購入時はまさかこんなに早く壊れるとは予想していませんでした…。
AppleCare+料金
AppleCare+ for iPad / iPad mini
8,400円(税別)
AppleCare+ for iPad Pro
14,800円(税別)
と、特に proのAppleケアは結構な値段がするので入らないでもいいか…と思い入らなかったのですが、次に買った際は絶対に入ろうと思いました。iPad Proの画面修理代は6万4千円(最新のものは7万5千円)と高額なのでほぼ毎日使い、持ち歩き、不注意の多い僕の場合は入らないと絶対に損するなと思いました。
*アマゾンなどのネットで購入したiPadでも購入日から30日以内であればiPadの設定アプリからAppleケアに加入することができるので入っておくことをオススメします。
デバイス上でAppleCare+に加入する流れ
「設定」>「一般」>「情報」>「AppleCare+ 保証が利用可能です」を選択
本体のデータは消去されてしまう。
実は昨年の夏頃に一度、iPad proの画面が壊れAppleではない修理業者で修理していました。
こちらの記事参照
この時、最新のバックアップが取れていない状態で壊れ、仕事のデーターが消えるが困るということから画面だけ取り替える修理ができるAppleではない修理業者を選びました(結果的には後悔する結果になりました)
Appleで交換修理をすると本体がまっさらな状態になってしまうためiCloudでバックアップアップをとっていない場合データーが全てなくなってしまうので注意が必要です。(iCloud以外を使う場合は外付けのハードディスクやクラウドストレージなどに保存する必要があります)
iCloudバックアップのここが凄い
ここからが本題。新しいiPadは初期状態から設定を進めていくと「iCloudバックアップから復元」という項目があります。当初、iCloudから復元されるのはせいぜい、前のiPadに入っていたアプリや写真のみだと思っていたのですが実際はアプリ内のデーターも含めて全てクラウド上に保存されています。
つまり、バックアップをとっていなかった Procreateアプリで描いたイラストデーターや、Documentアプリ内のデーターなど本体に保存されていた物も全て勝手にクラウド上にアップロードされているので、「iCloudバックアップから復元」を選択し、ダウンロードが完了すると以前バックアップをとった日のiPadとまったく同じデータが使えるという状態になります。
今まで知識としては知っていましたがいざ自分のiPadが壊れて壊れたiPadと同じものに戻った時本当にすごいな改めて実感しました。iPadが壊れる前日まで書いていた仕事のデーターも健在で『体がいくら壊れても魂が別の場所に保存されていて、器さえあればいくらでも復活できる』というチート性能のようだなと思いました。
iCloudへデータどういう時に上がってるの?
肝心なバックアップが取られているタイミングなのですが、まず
「設定」>「iCloud」>「iCloudバックアップ」
がオンになっていないとデーターがクラウドにアップロードされないのでオンにしておきましょう。(項目を開くと、今すぐバックアップを作成するというボタンもあります)
バックアップを作成するタイミングは『このiPadが電源に接続され、ロックされ、Wi-Fiに接続されているときに、設定などのデーターが自動的にバックアップされます。』と書いてあります。つまるところWi-Fiに繋いで充電しながら寝ている時です。
この設定をオンにしておけばprocreateで描いた絵をわざわざストレージにあげる必要もなく、寝ている間にiPadが勝手にiCloudに上げておいてくれます。賢い!*唯一の良くない点としては、新しいiPadにアプリごとに復元することができないので容量が大きいとすごく時間がかかるということ。
今回、iPadpro、iPadどちらも画面が壊れても本体が起動していました。壊れた後でもホテルのWi-Fiに繋がっていたので充電ケーブルに繋げばバックアップをiCloudに上げれるという状態でした。iPadは画面がバキバキに割れていても案外、電源が付くので壊れた後でもバックアップを取ることができます。
iCloudは月額性
iCloudとiPadは本当に凄いと感じましたが、iCloudの容量は無料では5GBしか使えません。5GBは普通に使っているとすぐに無くなってしまうので、Cloudバックアップを利用するには月額課金制が必須と言えます。
要量と月々の価格
50 GB : 月々130円
200GB :月々400円
2TB : 月々1300円
と3種類あるのですが個人的には2 TB :¥1300一択だと思います。
金額対してのコスパが良く、2TBという大要量があれば安心。賢い使い方としては最初は200GBで要量が一杯になってきた2TBにアップグレードするのがいいと思います。
Cloudストレージの使用状況
2017年8月ごろから使ってるiCloudのストレージ
僕が2年半使っているiPad、iPhoneのクラウドストレージの使用率はこんな感じです。
2年半使っても未だ半分という安心感!これで月々1300円は安いですね。
さらに、クラウドストレージは家族で共有することができる【ファミリー共有】という設定があるのでの僕は、兄と2TBのストレージ共有しています。そのほかにも購入したアプリの共有や、位置情報も共有することができます。こうすることで2人で割って払えば実質半分の1TBを月々650円で使えます。(兄はiPadガチ勢じゃないので100GBしか使っていないようです)
こちらが持っている端末のiCloudバックアップデーターの容量一覧
1番上がiPad proのバックアップデーターなのですが整理を怠ったせいで512GBという大容量に。数日後に交換修理の端末が届くのでそこからの復元作業なのですが膨大な時間がかかりそうです…こうならないためにもデーターの整理はまめに行うことをお勧めします(笑)
今使っているiPadプエルトはiCloudから復元をした際20分ほどで全てのデーターが復元できました。
まとめ
今回自分のiPadが壊れて、直すまでの流れで改めてiCloudのバックアップの凄さを実感しました。月々お金がかかるというデメリットはありますが、安心感や使える容量の多さを考慮するとこれでもとても安い良質なサービスだと思います。
2TBのハードディスクを検索してみると1万円ほどで買えるのですが、クラウドストレージは壊れたりなくなったりすることがなく、ネットが繋がっていればどこからでもアクセスができるという点などハードディスクを買うより便利な点も沢山あるなと思います。常々思うのですがApple製品のいいところは製品の性能もさることながらサポートの良さがいいんばと思っているので今後もAppleからは離れられられなさそうです。