iPadを使うクリエイターへ向けて、ノマド・イラストをご紹介

Nomad Life

年に一回の大型アップデート!Procreate 5の新機能

毎年iOSのアップデートがあるタイミングで新機能追加のアップデートが行われるペイントアプリ[procreate]今回はOSのアップデートから送れてのアップデートになりましたが先日アップデートされました。

今年はiPadが独自のOS[iPadOS]獲得して使いやすくなり、Procreateの大型アップデートも今回で5回目です。しかも毎回無料でアップデートできるすばらしさ!という事で今回のアップデートで追加された新機能をご紹介します。

主な追加機能

Brush Studio(ブラシスタジオ)

Animation Assist(アニメーションアシスト)

カラーパレット強化。切り離し表示やハーモニ、第2カラー追加など

カラーダイナミックス機能の追加

CMYKカラーモード対応

UIの刷新

Brush Studio(ブラシスタジオ)

今回のアップデートからブラシスタジオというブラシを全画面で編集できるモードが追加されました。

アップデートでどんどんとパラメーターや機能が追加されていてややこしくなっていたので全画面で集中して編集が行えるようになり、右の描写した線はパラメーターを変えることでその場で変わるのでより編集がしやすくなりました。
色々と追加されたパラメーターが多く、説明しているのと長くなるので別の機会に説明するとして、触りながら自分が一番しっくりくるブラシを見つけてみてください。

ブラシを二つ選択して組み合わせ

ブラシを二つ選択した状態で右上の「組み合わせる」を選択。

既存のブラシの2つを合成することができるようになりました。
ブラシのブレンドモードなどを調整する事ができます。活用方法はあると思いますがややこしそうなのでベースで作った方がいい気がします。より複雑なブラシが作れて描写の幅は広がったと思います。

解除方法:のブラシスタジオのブラシのサムネイルを長押しするとブラシの解除が出てきます。

Photoshopブラシの読み込みが可能に!

.abr形式のブラシの読み込みが可能になり、これによりPCのPhotoshopと同じブラシが使えるようになりました。

Animation Assist(アニメーションアシスト)

アクション→キャンパス→アニメーションアシスト

前回のマイナーアップデートでgifアニメーションでの書き出しができるようになっていましたが、今回のアップデートではアニメーション制作機能が大きくアップデートされました。

オニオンスキン

これは前後のコマのレイヤーを薄く表示できる機能です。今までは手作業で前のコマの透明度を上げていたのですが選択しているコマ以外を薄く表示してくれる機能が追加されました

レイヤーのフレーム表示

アニメーションアシストをオンにするとオニオンスキンと同じく、画面下にアニメーションに使うレイヤーを横一覧で表示できるようになりました。

カラーパレットの切り離し表示

カラーパレットを表示してキャンパス上に引っ張る

今までカラーサークルなどの色を選択するツールは右上から呼び出し、選択して描くというように、常に表示することができませんでしたが今回のアップデートで好きな場所に配置、常に表示しておけるようになりました。

厚塗りは頻繁に色を変えることが多く、Photoshopやクリスタを使っていた時はカラーサークルは固定表示していたのでこのアップデートは嬉しいですね。

イラストが隠れるのが嫌だと思えば今まで通り隠すこともできます。

第2カラーの追加、ハーモニ

新たなカラーサークルの種類としてハーモニーが追加されました。
これは補色や反対色、類似色を表示してくれるものでここから
補色、補色を分割、類似色、トライアングル、二重補色
の5種類が選択できます。

カラーダイナミックス機能の追加

ブラシスタジオのカラーオプションから調整できます。

これはPhotoshopにあった筆圧や傾きなどで描画色を変えられるという機能。この機能を使えばブラシで描画できる色が選んでいない色にランダムに変化するのでワンストロークだけでもイラスト内の色幅がぐっと広がります。

CMYKカラーモード対応

印刷媒体用のデーターを作る際はやはりCMYKカラーモードで製作できないと最後に他アプリやPCに持って行って調整しないといけませんでしたが今回からprocreateにもCMYKモードが追加されました。

まとめ

僕は9割のイラスト制作をこのツールで行なっており、買った頃はまだまだ使いづらいツールでしたが年々無料でアップデート繰り返し、今となっては十分なパフォーマンスを発揮してくれるツールになりました。特にカラーサークルを常時表示できるようになったのは嬉しい方も多いのではないでしょうか?

今回のアップデートでさらに使いやすくなり、アニメーション制作ツールとしてなどイラストを中心として幅広くできることが増えているなと感じます。カラーダイナミックスやブラシの強化でザッと絵を描くことが楽しいなと思います。
加工の面ではAffinity Photoが優れていますがここはアプリの方向性の違いなのでこの2つのアプリを用途に分けて使っています。

 

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