さて、今回はよりiPadの魅力をご紹介すべく先日企画した「iPadお絵かき会」についてのレポート記事です。
去年販売されたiPad proはデザインも刷新されプロの方もどんどん購入されているなという印象です。 今回お集まりいただいのはこちらの方々
Rii2
Follow @RIi24
筆者、iPadで絵を描きながら世界を旅する絵描きやってます☆
(住所不定の自称イラストレーター)
山村れぇさん
Follow @goma_lee
フリーランスで活躍されている空想生物描きのお友達。圧倒的画力
烏海さん
Follow @_
切り絵作家、2Dデザイナーさん。切り絵のセンスが異次元レベル
橋さん
Follow @hashisan
2Dデザイナーさん。剥製、骨格標本など生物の知識の引き出しがもの凄い
村山竜大さん
Follow @ovopack
フリーランスで活躍されている2Dアーティストさん。この方の絵を見て育った学生時代
ツイッターのリプライでの軽い会話から発展したこの会でしたがモンスターデザイン、切り絵、ゲーム業界の最前線で活躍されるプロの方々がいらっしゃって下さいました。
パセラコワークスペース東神田
会場はパセラコワークスペース東神店
パセラといえばバリの雰囲気の内装のカラオケ店のイメージがあると思いますが、最近は店舗数は少ないものの、会社を持たないノマドワーカーやフリーランスのためにコワークスペース(作業オフィス)を提供しています。
都内のパセラコワークスペース
パセラコワークスペース東新宿店
パセラコワークスペース池袋店(平日のみ)
パセラコワークスペース銀座店(平日のみ)
この中でも新宿店と東神田店以外は休日は営業していないので今回は東神田店を利用しました。 ビルが丸ごとコワーキングスペース用のビルになっており、会話OKの階や会議ルームの階など階ごとに種類があります。 また、会員になって月額利用で使い放題という使い方もできるようです。月額利用者限定の階もありました。
この会の前に個人的に池袋店も利用しました。 こちらは平日限定で、レストランを17時までコワーキングスペースとして提供しているようです。スープやドリンク、遊べるボードゲームも30種類ほど置いてあり内装の雰囲気も良く、個室のような空間をありとてもよかったので平日利用できる方はこちらもオススメです。
今回は5時間の利用で1500円(支払いはカードや電子マネーのみ)
ドリンクバーと小さなパンが2つ付き 各テーブルに電源が付いていてwifiも強力なので快適です。
詳しい詳細はHPへ https://www.pasela.co.jp/coworking/

旧モデルのペンの充電方式のクソさ、フリーランスの仕事の話、モンスターに説得力をもたせたデザインとは、iPadの使い方の話をしたり、プロクリエイトの設定を紹介しあったり、このジェスチャー知ってる?など盛り上がりながらも各々の作業をしたりと充実した時間でした。
特に盛り上がったのは寄生虫の話でした。寄生虫は最終宿主に死んでもらうと困るため最終宿主にはあまり害を与えないという話は目から鱗でした。
僕が使っている設定で皆さんが使っていない設定が多々あり、やはりプロクリエイトは説明があまりなく機能を知らない方が多いなと改めて実感しました。
そんな僕が使っている設定を知りたいそこのあなた!こちらのiPad×creator【絵描きが使うiPad本】をぜひご購入して便利な設定で絵を描こう!ダイレクトマーケティング 続きを見る
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1つのテーマで絵を描いてみよう!
せっかく集まったので1つのテーマで絵を描いてみよう!という遊びを提案しました。
テーマは何にするかと悩んだ末、『砂漠』になりました。
そこで Rii2は砂漠の街
山村れぇさん、烏海さん、橋さんは砂漠に住む生物
村山竜大さんは砂漠に住む亜人
を担当することになり、時間は40分で描くことに。
そして出来上がった作品がこちら。
Rii2:巨大な蛇の骨に囲まれた街
素直にモンスターを描いておけばよかったです、、、 時間がないのに色をつけたので全体のディテールを詰めきれず終了…
この記事を書くにあたって僕もモンスターが描きたい!と思い個人的に40分で描いたがこちら 草食の生物で、ブルドーザー×爬虫類というイメージです。集団で行動し、砂漠に樹勢するサボテンを根っこごと掘り起こして食べる生物です。鳥海さんのデザインした生物によく食べられているという設定です。
山村れぇさん:クジラとウミウシが混ざった生物
砂漠を泳ぐ大型の生物
尻尾の部分に栄養があって他のモンスターに狙われてるという設定 ウミウシ×クジラという感じのデザインで腹部の鮮やかな水色と背面の砂に隠れるための薄い茶色のコントラストがかっこいい
烏海さん:サボテンに擬態する生物
サボテンに擬態する肉食の生物
首を縮めてサボテンに擬態してサボテンを食べに来る生物を捕食する。 首を縮めると背中の穴から棘がでるなどの設定があり面白かったです。丸い体型もかっこいいです。
橋さん:砂漠の鳥型生物
砂漠に生息する鳥型の生物
日光の遮蔽物がない砂漠で翼で影を作っているというユニークな生態、実際にいるクロコサギという鳥も狩りの際に羽で影をつくるのでそこからアイディアを持ってきたそうです。 羽を傘のようにして砂漠を歩く鳥で、ヒナは親の作る日陰の下を歩くなど細かい設定を40分で考えられていてさすがでした。
村山竜大さん:エリマキトカゲ亜人
エリマキトカゲをモチーフにした亜人
乾燥した枯れ木のを杖にしていたり、装飾を親しい仲間に送り合う習性があるなどの設定。
少ない時間で描くために明暗表現で描かれていて勉強になりました。
このような結果でした。 みなさん40分という短時間でデザインや生態を考えるセンスはさすが…!と感心しました。
夏コミに向けて鋭利製作中の合同紙もこのような感じで、背景作家さんが描いた環境に複数の作家さんがモンスターを描いてくださっているのですが、こうやって複数のデザイナーの方の種族や生物が混ざるのはとても楽しいなと感じます。振り返ってみるとドラゴンやトレントなどの1つ幻獣をテーマにして各々のデザインをするのも楽しそうだなと思いした。
新たな作業環境
パセラには僕たちの他にも2人組みで、iPadで作業している方を見かけました。 iPadなどのモバイル端末ならどこへでも持ち運んで作業ができるという利点をいかし、持ち寄って集まり、意見交換をしながら作業ができたりとモバイル端末の普及でデジタル絵描きの作業環境も変化してきているなと感じました。 DiscordやSkypeを使って作業通話をしながら絵を描くこともありますが、同じ空間で絵を描くとアイデアやアドバイスをもらえて刺激になりました。
なによりお菓子を食べながらみんなで知識を共有してわいわいと話しながら作業するのは楽しかったです。
まとめ
今回の企画はモバイル端末ならではで、楽しくイラスト制作ができました。
是非みなさんもiPad片手にファミレスやカフェで気の合う友達とワイワイ絵を描いてみてはいかがでしょうか?
今回ご参加いただいた山村れぇさんの画集が販売中ですので機になる方はぜひチェックしてみてください!
⬇︎モンスター好きにはたまらない一冊です。